本日の日記

本日の日記

日曜に春スノボに行ってきた。 今シーズン初めてのウィンタースポーツである。

実は結構前からスノボをしたい気持ちはあったのだが、なかなか踏ん切りがつかず、この時期になってしまった。 本当に勢いは大事だなと思う。 土曜に思い付き、その場で日帰りツアーを予約した。

向かったのは丸沼高原。 なんでも3-4月にもなると、いくらスキー場といえども雪は解けてしまっていて、開場しているところは少ない。 でも、ここは斜面が西を向いているので、4月はじめまで雪が残っているようだ 最初はレンタカーでも借りようとしたのだが、レンタカーはすぐには借りれないこと(+値段が高いこと)、どのスキー場も行くのに4時間もかかることから、 楽な日帰りツアーを選んだ。値段は全部で 13000円 (内訳 : バス代 6000円, 板のレンタル4000円, ウェアのレンタル3000円) 。比較的リーズナブルだ。 ただ、先述した通り、移動に3-4時間かかるのは、ツアーであろうが変わらないため、スキー場での滞在時間は長くなく、6時間であった。 ただ、6時間という長さは、楽しさと疲れがちょうどよいバランスになる長さであった。

私は以前滑れる感覚もなく終わってしまったスノボの再挑戦をしたかった。 およそ3年前に初めてのスノボしたときは、右へのターンが苦手で、少しでも急勾配になると転んでしまっていた。 今回は右のターンを克服し、山頂から転ばず下まで滑りきることが目標だ。 結果として成功ではあったのだが、せっかくなので、何がコツであったかをここで書き留めておく。

一番のポイントは、斜めに進むのではなく、下に向かうように滑ることだ。 これによって滑りやすさが全然変わる。 なぜなら、斜面に対して斜めに走っているときに逆の方向に向こうとすると、大きな角度の変更が必要だからだ。 例えば 斜面に対して 60度の方向にすすんでいるときに、逆方向(-60度) へのターンをしようとすると、 120度の方向転換が必要になる。一方で 斜面方向に近い 30度の方向に進んでいるとすれば、逆方向にターンしても 60度の変更で十分だ。つまり角度を変える量がずっと少なくなるのだ。 また、斜面に逆らう方向への方向転換しようとするときは、逆らえば逆らうほど抵抗力が強くなることからも、大角度のターンは大変だ。 さらに、大きな角度を変える時には強い遠心力もかかるため、板のコントロールが難しくなる。 以上のことから、斜面に対する角度は小さいほうがターンとしては簡単になる。 斜面方向と進行方向を近づけると、スピードが速くなりやすいという問題点もある。 これは、細かくターンを繰り返すことでブレーキを何度もかけ、スピードをコントロールをすれば解決可能である。 ただ、怖がって重心を後ろにすると、板のエッジが効かなくなってしまうので、勇気をもって前傾姿勢にする必要がある。

このコツを覚えると、段違いに滑りやすくなった。

少しこのコツに関して付け加えておくことがある。 この滑り方になってから面白いことに気づいた。 かかとよりつま先のエッジをかける割合の方が多くなっていたのだ。 苦手な右曲がりにするのに、使うのがつま先側であるのに。 この事実は、私が転んでいたのは、つま先側のエッジが不得意なことが原因なのではなく、 ほかの要因が理由であることを示唆している。

さて、長くなったが、今回学んだコツについての話は以上で終わりだ。

最後に、一人でスノボを会得することに関してのつまずきポイントがあったので、共有しておく。 一つ目は、ブーツの取り付け方だ。 できるだけ足が固定をできるようにするべきということは分かっていたのだが、その固定の仕方を知らなかったため、うまく固定されていなかった。 ブーツを何度も取り付ける中で、締め付けの方法があることに気づいた。 当たり前だが、力任せではなく、簡単に固定する仕組みがあったのだ。 きちんと教育を受けていれば、緩い締め付けで滑ることはなかっただろう。 二つ目は、足の左右間違えた姿勢で滑ることがあるということだ。 自分は右利きなので、通常は下り方向に左足を置くのだが、逆にしてしまっていた。 この誤った滑り方のせいで何度もこける羽目になった。 右対称性を持つスキーではありえない、スノボ特有の落とし穴である。 気づく前の私にとっては コントロールが急に効かなくなるという奇怪な現象であり、 非常に困惑させるものであった。 あまりにも不可解でたびたび「なんでだ!」と白いゲレンデの中叫んでいた。 これはボッチスノボでしか味わえないつまずきポイントだ。